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画像システムのフィルムレス化


【執筆者】
放射線科 科長
本宿 喜一 

当院では2004年1月より、X線検査・CT・MRI等の画像診断の電子保存を開始し6年が経過しました。以前よりモニターでの診断 は可能でしたが、診断に耐えうる高性能のモニターを全ての場所に配置するには至っておりませんでした。電子カルテ端末に付 属する汎用のモニターで画像を見ることはもちろん可能ですが、診断に使用するとなると見逃しの可能性が多くなることや、画 質が劣るため読影側のストレスや疲労の原因となることが考えられること、従来の画像システムでは運用上で不完全な点があったことなど から、フィルムレスでの運用は行っておりませんでした。

今回、画像システム(画像ファイリングおよび閲覧装置)の更新に伴い、完全にフィルムレスに移行することとなりました。過去6年分の 画像データが既に蓄積されているため、過去検査との比較も特に問題ありません。装置の進歩はすばらしく、特に画像表示のス ピードは格段に速くなり、検査内容にもよりますが数倍から数十倍の速さで画像を表示させることが可能になりました。外来診 療時に多くの画像を呼び出す場合でもストレスはありません。

また、フィルムレス化に伴い、従来のフィルム現物の貸し出しや、コピーフィルムによる提供に代わり、CD-R等の媒体による提供がで きるようになりました。当院に画像を持ち込む場合においてもCD-R等から画像データを当院のシステムに取り込むことが可能になりま した。

当院からの画像の持ち出しは基本的にCD-R。当院への画像の持ち込みに関しても基本的にはDICOM規格(Digital  Image and Communication in Medicineの略語。医療におけるデジタル画像と通信の規格)に則ったCD-Rで提供して頂 ければと思います。