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より正確な結果を得るために

健診や人間ドックなどでお馴染みの尿検査や便検査は、ご自分で採尿や採便(おしっこやうんちを採ること)することがほとんどだと思います。尿や便は苦痛を伴わず簡単に採取できますが、正しい結果を得るためには検査を受ける皆さんの協力が必要となります。今回は、検査を受ける際に気をつけたい点をいくつかご紹介します。

ある日の外来での光景。採尿コップを渡された患者さんが「病院に着いてすぐに(おしっこ)出てしまったんだよね」と困った顔。こんな時、おしっこをためるために何か飲むとしたらどれにしますか?
【お茶】 【 水】 【清涼飲料水】

【 水】または【お茶】は自宅で淹れたお茶や給茶機のお茶であればよいのですが、ペットボトルのお茶や【清涼飲料水】には酸化防止剤として大量のビタミンCが入っています。これが尿の成分の測定に影響して誤った結果になることがありますのでお勧めできません。

次は「おしっこの採り方」です。健康な人でも、出始めの尿にはバイ菌が混じることがありますので、出始めの尿を(コップに入れないで)捨て、中間部分の尿(中間尿)を採るようお願いしています。

採便や保存方法が結果に影響しやすい便検査といえば、大腸がんを早期に発見できる便潜血検査です。専用の採便容器には「便の正しい採り方」の説明書がついています。絵付きで字が大きくわかりやすいのですが、その効果は今ひとつといったところでしょうか。詰め込みすぎて容器から便が溢れているものや便が採れているかどうか不明なものなど。便の量は多すぎても少なすぎても正しい結果になりません。説明書を見ながら適量採取をお願いします。また、採便後は室温での保管を避け、冷蔵庫や保冷剤入りの箱に保管するなどし、3日以内に提出しましょう。

【執筆者】
検査科 科長 高森 洋子