グローバルメニュー

各コンテンツへのメニュー

  1. トップページ
  2. 病院の紹介
  3. はつらつ健康情報誌"PEACE"

透析を受けている患者さんの現状について~日本透析医学会統計調査から~

今回は、毎年行われている全国の透析に関する統計調査から、透析を受けられている患者さんの現状についてお話させて頂きます(2018年末時点における調査結果に基づいています)。

透析患者総数は全国で約33万9千人となっており、その伸びは鈍くなってはいるものの、透析調査を開始してから毎年増加し続けています。あと数年で増加は止まり、そこからは徐々に減っていくと予想されています。
男女の内訳は、男性約21万5千人、女性約11万4千人で、人口372人に1人の割合で透析を受けている計算になります。平均年齢は68.75歳で70~74歳の割合が一番多くなっています。
2018年、腎不全から透析導入となった患者数は40,468人、死亡等により透析を中止した患者数は33,863人となっており、差し引いた数が増加している数だと分かります。

透析導入となる原因(原疾患)は糖尿病が一番多く、約40%が糖尿病性腎症から透析導入となっています。糖尿病は体中の血管を傷めるため、腎臓にたくさんある小さな血管もダメージを受け、次第に腎不全になってしまいます。その他の原因として、慢性糸球体腎炎、腎硬化症が多くあります。

透析を継続している年数の調査では、男性平均6.28年、女性平均8.23年で、最長50年4ヶ月と報告されています。10年以上継続している方は全体の27.7%とかなり高い数字です。
血液透析を行い、飲水管理、お薬の管理を適切に行うことによって、さらに長生きできるようになってきています。

【執筆者】
臨床工学科 科長 越後 秀生