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診療情報管理室及び各種対応の業務
診療情報管理室では、診療上の様々な記録を集め、必要な情報を医師や看護師などへ提供できるように管理しています。また、診療データの分析を行い、医療の結果やその仕組を評価・判断し、該当する部署へフィードバックするという部分も担っています。
主な業務として、外来診療がスムーズに行われるよう、予約案内カードの整理・整備を行っています。整理・整備に誤りがあれば、外来診療は滞ってしまいますので、大事な業務のひとつです。
また、診療で発生した様々な諸記録や、他医療機関からの情報提供書などを、必要であれば電子カルテへ取り込みをし、カルテファイルへ保管しています。
当院はDPC(病名・診療内容に応じた定額の点数)を採用しており、患者さんが何の疾病で入院したか、どのような治療内容であるかを把握し、入院会計の基礎となる重要な業務も行っています。さらに、DPC調査協力病院としての資料作成およびデータ収集・分析も行っています。また、各機関などからの問い合わせ、診療情報開示申請への応対も業務のひとつです。
一方、情報管理の業務とは別に、外来や病棟からの依頼で、スタッフとの会話がうまく伝わらない患者さんへの対応もあります。年齢とともに医師の説明が十分理解できない、思いを伝えたいがうまく言葉で説明できないなどの患者さんも増えてきています。診察時に同席し、スムーズな診療ができるよう、お互いの意思疎通を図ったりもします。また、心に痛みを感じている患者さんのお話を、精神保健福祉士という資格を活かし、時間をかけて聴くこともあります。
患者さんと接することはあまりありませんが、室長を含め4名のスタッフが、多種多様な業務に日々取り組んでおり、安心して受診できるように丁寧な仕事を心がけています。
【執筆者】
診療情報管理室 吉田 佳彦