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あけましておめでとうございます

昨年は、相変わらずのコロナ禍や急激な円高に伴う経済不振に不安を感じた一方で、ワールドカップにおける日本イレブンの活躍に、胸を躍らせることが出来た1年でありました。

さて、私が八戸平和病院に赴任してから、早いものでもう7年が過ぎようとしています。泌尿器科医師の退職により2人体制での診療となってしまったこともありましたが、今こうして日々の診療を続けていけることは病院スタッフの協力と地域の皆様の支えがあってのことと感謝しております。

当院泌尿器科では、尿路結石、前立腺肥大症の手術治療を多く手掛けておりますが、この7年間で手術機械、技術も目覚ましい進歩を遂げています。

結石治療に使用されるレーザー装置は、よりハイパワーとなり、詳細な設定調整ができるようになりました。結石の状態に合わせてより効率的な砕石が可能となり、手術時間の短縮や手術の合併症を減少させることが出来るようになりました。

また、前立腺肥大症手術においては、前立腺の組織を蒸散させて尿道の通りをよくすることが出来る新しいレーザー装置が登場しました。従来の前立腺組織を削り取ったり、くりぬいたりする手術よりも出血が少なく、手術時間も短縮することが出来るため、より低侵襲に治療を行うことが可能となりました。

当院でもこれら最新の治療機器を導入して、日々の診療に取り入れております。もちろん、進歩した医療機器に頼るばかりでなく、我々医師自身もアップデートを行って、皆様に最新の治療を提供できるように、そして、今までよりももっと治療の負担を少なくできるように精進していきたいと思います。


【執筆者】
泌尿器科 部長 松岡 俊光