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医師事務作業補助者の業務と健康意識
病院内で働く医療従事者は、医師や薬剤師、看護師等は皆さんご承知の通りですが、私たちは、《医師事務作業補助者》という、その名の通り医師の事務作業を補助する専従者として働いています。
医師が本来の診療に専念し、良質な医療を提供できるように、膨大な事務作業を手伝い、医師の業務負担軽減を目的に、一部診療科に医師事務作業補助者は配属されています。
入院や検査をすると、たくさんの書類を渡されませんか? それらの同意書や診断書などの文書作成、外来診療中の電子カルテへの代行入力等も担当しています。「医師の仕事を事務員に任せて大丈夫?」と聞こえてきそうですが安心してください、私たちが行った代行業務は、最終的に医師が全てにおいて確認することが条件になっています。
医師の側で仕事をするようになり、多くの疾患の知識を深めることができ、また患者様と直接コミュニケーションをとれることで、自分自身が成長できました(この業務に就くよう背中を押してくれた以前の上司に感謝です)。
そうした業務の中で思うことは、生活習慣病を予防することの重要性です。
生活習慣病には、高血圧、脂質異常、糖尿病などがありますが、これらは痛みなどの自覚症状がほとんどなく、長い時間をかけて気づかないうちに進行し、脳や心臓、血管や眼等にダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病性網膜症など重篤な合併症を引き起こすことがあります。
青森県が「短命県」と呼ばれる一因となっている生活習慣病。健診などで異常を指摘されたら、たとえ症状がなくても食事や運動など生活習慣を見直し、疾患の予防に努めましょう 。
【執筆者】
診療サポート部 医療秘書室 尾崎 真由美