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グループホームの生活について

グループホームは、認知症の方が共同生活を送るための施設です。「りんごの家」では家庭的な雰囲気の中、症状の進行を緩和させ、その人らしい生活ができるよう支援しています。主な支援の内容は、食事、トイレ、入浴等の介助の他、認知症の周辺症状と呼ばれるBPSDへの対応(徘徊や昼夜逆転、夜間せん妄等)です。コロナ禍前は町内の夏祭りや文化祭にも参加しており、地域とのつながりを大切にしています。

入居をご希望の場合は、八戸市内に住所があり、要支援2~要介護5であることが必要となります。

昨年よりリハビリスタッフの指導のもと、生活レベルの維持、歩行状態の安定を目指して、プログラムに沿った個別のリハビリを毎日行っております。また、月に一度、管理栄養士から入居者の栄養について技術的な指導や助言を受けながら、事業所全体での課題や目標、具体的な方法を検討しています。

日々の栄養状態の管理はとても重要ですが、認知症の症状が進むと「自ら食べることができない」「最後まで食べ続けることができない」「適量をすくえない」「むせる」など、食事がうまくとれなくなる場合があります。
   【1】食べ始めることができるか。
   【2】食べ続けることができるか。
   【3】食べ方が以前と違っていないか。
これらに注意しつつ、好きな献立で食欲を増すようにしたり、冷たいもので飲み込み易くするなど工夫しながら食事の支援をしています。
入居者の皆さんは90代と高齢の方もたくさんいますが、皆さんよく食べ、よく笑い、毎日を過ごしておられます。

これからの暑い夏に向けて、おいしい食材を使いながら季節の食べ物を味わい、元気に過ごして頂ければと思います。


【執筆者】
グループホームりんごの家 橘 かおり