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ロボットえみる

皆さんは病院でロボットを見たことはありますか? 働くロボットで身近な物は、レストランで食事を運んでいる場面が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
当院では、看護師などの人手不足解消や、職員の業務負担軽減のため、今年度からディスプレイ付きの配膳ロボットを、東北の医療機関で初めて導入し、各診察室から検査室への検体搬送を主に行っています。

ロボットの導入に伴って、名前募集・キャラクター募集が、職員・職員家族・患者さんへ向けてありました。募集期間中に賞品・賞金が出ることとなり、私も締め切り当日に応募しました。そして後日、私が応募した名前が選ばれ、本当に驚きました。
選ばれた名前は「えみる(笑見守)」。ロボット導入を聞いた時、当院は杖をついた患者さんや、車イスの患者さんが多いので、その中をロボットが行き来するのは、邪魔者扱いされるし、効果もどの程度あるのかなあと個人的には思っていました。ところが導入してみたら、患者さんも職員も「来た、来た」とか「かわいいなあ」などと言って、みんな笑顔になって、優しく見守っている光景を見て感動したことが名前の由来です。

名前の決定後に命名式や新聞取材が行われることになり、軽い気持ちで応募したのに大変なことになってしまったと感じました。賞品はダイソンのコードレス掃除機を頂き、我が家の掃除に活躍しています。賞金では家族と食事に行って来ました。「えみる」のディスプレイには、我が家の愛犬をモデルにしたキャラクターも採用され登場しています。

毎日朝から晩まで愚痴も文句も言わず一生懸命働く「えみる」を、これからも見守ってくださいね。

 

【執筆者】

診療情報管理室 診療情報管理士 高橋 厚子