グローバルメニュー

各コンテンツへのメニュー

  1. トップページ
  2. 病院の紹介
  3. はつらつ健康情報誌"PEACE"

「感染」について

皆さんは「感染」と聞いて何を連想されるでしょうか?
ひとくちに「感染」といっても様々な原因や病気がありますが、最近ですと「新型コロナウイルス感染症」や「インフルエンザ感染症」などでしょうか。お子様に関する感染症では「みずぼうそう」や「おたふくかぜ」「かぜ」なども思い浮かぶと思います。

私は、昨年12月、日本看護協会で認定している「感染管理特定認定看護師」を取得しました。それに伴い「看護師特定行為」の一つ、感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与が行えるようになりました。感染管理とは、感染症にかからないように対策することですが、病院では感染予防への取り組みはもちろん、感染発生時の拡大を最小限に抑え、入院患者さまはもとより、外来患者さま、そのご家族、更には職員に安全で安心な環境を提供するために活動しています。

感染予防のためには「手洗い」が大切です。コロナ禍でアルコールによる手指消毒が一般的になりましたが、自分の手をきれいにすることで多くの感染を防ぐことができます。なぜ手をきれいにすることが大切かといいますと、人は手を使うからです。菌やウイルスは自ら飛び跳ねたり移動したりすることはありません。私たちの手や物にくっついて移動して、目や鼻・口などの粘膜から入ってきますので、手についている菌やウイルスを取り除くことが有効なのです。

また、かぜやインフルエンザなどを防ぐためには、咳やくしゃみをした際に飛び散る小さな水滴(飛沫)を飛ばさないために「マスク」も効果があります。ほぼすべての国民がマスクをしていたコロナ禍では、インフルエンザが大流行することもなかったですね。

皆さんもご自身や周りの方の体調や状況にあわせ、手指消毒・マスクなど感染予防をしてみてはいかがでしょうか。

【執筆者】
看護部 2階病棟 課長 中川原 舞子