グローバルメニュー

各コンテンツへのメニュー

  1. トップページ
  2. 病院の紹介
  3. はつらつ健康情報誌"PEACE"

介護施設の違いについて

地域医療連携室では、他の医療機関との連携や、ケアマネジャーとの連絡調整に加え、相談業務を行っており、患者様やご家族と直接お話させて頂いています。

相談内容で多いのは、退院後の生活に関係する介護保険制度・福祉制度の利用についてです。病気により日常生活動作(ADL)が低下し、以前と同じ生活が困難になった場合の選択肢として、【1】介護サービスの利用による在宅での生活 【2】介護施設の利用の検討、等があります。その際、ご家族から「施設の違いがわからない」という言葉を聞くことがあります

今回は介護施設の違いや種類についてお話したいと思います。

■介護老人福祉施設:要介護3以上で、自宅での介護が困難な方を対象に、生活上の介護を行う施設です。

■介護老人保健施設:病状が安定した要介護1以上の方を対象に、在宅復帰を目指してリハビリを重点に介護を行う施設です。

■認知症対応型共同生活介護(グループホーム):認知症の診断を受けた要支援2以上の方を対象とし、少人数で家庭的な雰囲気の中で日常生活上の介護を行う施設です。

■有料老人ホーム:高齢者を対象に、入浴・排泄・食事の介護、食事の提供、洗濯・掃除等の家事、健康管理を提供する施設です。

有料老人ホームには、施設の職員が介護保険のサービスを提供する【介護付】と、外部の事業者と契約することで介護保険のサービスを利用できる【住宅型】があります。

施設を利用する際や、介護保険のサービスを利用する際には、それぞれ契約が必要となります。施設ごとにサービス内容や利用料金が異なるため、きちんと説明を受け、納得した上で利用して頂くことをお勧めします。

必要に迫られて急いで探すことが多いのですが、普段からどんな施設がどこにあるのか心がけておきましょう。

【執筆者】
地域医療連携室 医療相談員 竹ノ子 寿美子