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最新のX線撮影

【執筆者】
放射線科
科長
本宿 喜一
今回は、健康診断で撮影する胸部のX線検査や、整形外科でよく撮影する骨の検査などに使う装置で、当院で導入予定の新しい方式について簡単にお話しします。
この検査は「X線撮影」「一般撮影」などと呼ばれていますが、「レントゲン写真」と言った方が分かりやすいかもしれません。写真とは言っても現在はフィルムそのものを作ることは少なく、モニターに映る画像で診断しています。この画像を作るために、最新の装置では「FPD」(フラットパネルディテクター。平面検出器)が使われており当院で導入を予定しています。X線を検出してデータに変換する装置なのですが、従来の方式との違いは次の通りです。
従来の「CR」という方式では
1.「X線を受ける機器」
2.「そこからデータを取り出す装置」 3.「データを処理する装置」
が必要です。1から3へデータを渡すためには一ヶ所、人の手が入っていました。
新しい方式では上の1と3しかありません。X線を受けた装置は、人の手を介さず、すぐに自動で2にデータを送ります。
この方式は1990年代からあったのですが、装置が大きく、全てがCRに代わるものではありませんでした。しかし、つい最近ようやく小型化し、多くの検査範囲をカバーできるようになりましたので、これから急速に普及すると思います。
FPDのメリットは多く、「消耗する部分がないので、傷や汚れの発生がなく、常にクリアな画像が得られる」 「X線の量を少なくすることが可能」
「撮影から画像の確認までが速い(CRで1分ほど必要だった時間が数秒にまで短縮)」…などです。デメリットは、「装置そのもののサイズに種類が少ない」「装置そのものの重量が重い」等、持ち運び使用する際に、多少の使いにくさはあるものの、メリットに較べて小さなことばかりです。
患者さまには勿論、診断する医師、スタッフにもメリットが多い装置です。検査費用は従来と変わりませんので、ご安心を。





