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腎不全と透析治療

腎臓は腰のあたりに左右1つずつあるこぶし大の臓器で、老廃物や余分な塩分を尿として体外へ排出したり、塩分と水分の量をコントロールして血圧を調整したり、腎臓が分泌するホルモンの刺激により血液(赤血球)が作られたり、ビタミンDを作ることで骨の発育に関わるなど、体にとって重要な役割をしています。

加齢や生活習慣病などの病気で、腎臓が弱っていくと慢性腎臓病、さらに進行が進むと慢性腎不全という状態になります。腎不全になると近い将来「透析治療」が必要になります。ある日「『透析』について考えましょう」と言われたら、不安で頭がいっぱいになり、治療について考えることも難しいかもしれません。

透析治療の一つである「血液透析」は週3回4~5時間、血液を体外に取り出し透析器で循環させて、不要な水分や老廃物を排出、血液を浄化し体内に戻す方法で、現在34万人以上の方がうけています。これにより体調が改善し仕事や日常生活が安楽に送れるようになり、多くの方が元気に暮らしています。

血液透析の他に「腹膜透析」や「腎移植」といった治療法もあります。希望される患者さまには専門の医療機関を紹介しています。

当院透析室の医師をはじめ私たち医療スタッフは、患者さまが安心して透析治療を続けられるようにお世話しています。

 

【執筆者】
看護部 透析室 課長 小泉 直子